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整理2

どうも!雪村望です。

1の記事の続きを書きますね!

専門学校に入ってからのお話です。

私は都内の全日制専門学校に通うことになりました。

月曜から金曜の9時から15時くらいまで授業があって、

夕方からはアルバイトへ。

よくある専門学校生の生活って感じです。

専門学校ですから、自分と同じように19歳で入学する

生徒ばかりではありません。

大学を卒業してから入学する人や、一般職を辞めて入学する人、

絶対に声優になりたくて入学する人、何となく興味があるから入学した人。

都内、地方からと本当に様々な人たちが入学して来る所です。

私は「好きなことが上手くなりたくて」、

専門学校に入りました。

ただ、歌えて踊えて写真集を発売する声優さんが少なくない

このご時世、授業は演技以外の事を学ぶ機会もありました。

学校によってかなり差はあると思うので具体的な話は控えますが、

人前に出るにあたっての姿勢やファッションなど、

一般的にコミュニケーションを取る上で大切な事でしたね。

「なんでこんなことやらなきゃいけないんだろう」

そう思ってしまう授業も勿論ありました(笑)

声優になりたくて来たんだからアテレコしたい!とか、

舞台にも出る声優になりたいから演劇したい!とか。

各々やりたいことが違って、「思っていたのと違う」と

感じていた生徒も少なくなかったようです。

でも別にパンフレットや説明会で嘘を吐かれているわけでは

ありませんので、自分は「これも必要なんだろうなぁ」と

比較的フラットに過ごしていました。

これは高校演劇時代から感じていましたが、改めて

この世界は正解がないなぁと思います。

審査員・講師も人間、作り手も人間です。

それぞれ作品の好みがあります。

対人間でもそうです。

初対面の役者もいれば、

以前審査員の誰かと食事したことのある役者もいるかもしれない。

上手くなりたくて何回も講師に相談しに行く生徒と、

授業が終わってすぐ帰る生徒。

講師から見てどちらが可愛く見えるでしょうか。

実際の仲など関係なく審査・評価はするものですが、

やはりみんながみんなそうではなくて。

実力は勿論大事ですが、講師・審査員と

仲良くなることは卑怯でも何でもありません。

そうやって人脈を広げて行くことは実力と並ぶほど大事だと思います。

結局実力があっても世に出ないと、評価されるにも至らないです。

自分はそれが、出来ませんでした。

愛嬌があって講師と楽しそうに話す子や

熱心に授業について聞きに行く子を見て、

なんで私はできないのかな、と思いながら。

今思えば、特に聞きに行くこともないし、

聞きに行くほどの事でも…と感じていたのかもしれません。

でも、それでも良かったんですよね。

講師を不快にさせること以外なら、

話すことはきっと何でもよかった。

これ以外にも考えすぎて理由が無いと動けなかった事がたくさんあって、

どうしてあの時できなかったのかなと後悔したこともあります。

でも今はそこまで考えずに、相手の立場関係なく思ったことを

比較的率直に言えるようになりました。

あの時出来てれば、って思ってしまうこともあるけど、

あの時に戻ったところできっとまた動けないし、

当時の自分には必要な経験が足りてなかったんだって分かります。

今は専門学校の時よりも視野が広がり、雪村望として色々な方と話す機会が増え

声の活動をしている人以外のお話も聞けて、考え方も徐々に変わってきました。

だからこそ、ずっと自分の中に溜めてたことをブログに書けるようになったのかもしれません。

悔しい思いをすることもたくさんあったけど、

自分が気づかなかった可能性を認めてくれる人にも

恵まれていた、素晴らしい生活でした。

そして2年生の冬が終わり集大成の卒業公演を終えたあと、

次の進路を決めるためにそれぞれ養成所や事務所を調べて

オーディションに臨む準備をしていた頃。

何の前触れもなく右耳が聞こえづらくなり、

私は突発性難聴になりました。

また続きは今度!


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